
クリアウッド野木さんと作るファルコン。今年はフラットサイドモデルを作り上げようと目標を掲げていました。さあ!と意気込んでいた今春、思いがけず僕の癌が判明し、解禁した渓流で僕自身がしっかりと動かすことができずにいました。
悶々と格闘する病室で新たなミノーの名前は「McGregor・マクレガー」と決めました。そうして先に発売のフラットファッツ(FF)の名前がしっくりと来なくなって・・・・(苦笑)この際こちらを「Freddy Fats・フレディファッツ」(表記は今まで通りFF)と改名します。由来はどちらも顔の印象です。あとはご想像に任せます。

ミノーは色々と作ります。正直に言うと一種類のミノーを一つの渓流で使い倒すことも可能です。テストの時はそれだけを使って、そのミノーの利点や弱点を絞り込みながら、「ここは弱点だよね」と分かっててもトウイッチのタイミングやロッドワークで使い続けることもできます。
色々作る理由は当然、場所ごとの使い分けがありながら、ミノー自体のレスポンスを引き出すドライブ感、操る楽しみもあります。コースに合わせた的確なチョイス、少々じゃじゃ馬なミノーをロッドワークを駆使して出せた魚がドン!と乗ってくれればどちらも最高なのです。

【ファルコン渓流モデルの使い分け参考】
*これまでのFLC50を初期作の敬意を込めてORIGINALと改名します。
・オリジナル(FLC)50S:アップ用・スライドトウイッチングモデル(オフセットアイ)
・オリジナル(FLC)50SHS:アップ〜ダウン用・スライドトウイッチングモデル(オフセットアイ)
・マクレガー50S:アップ〜ダウン用・ヒラ打ちローリングモデル(ノーマルアイ)
・フレディ(ファッツ50S):アップ用・派手目のウォブンロールモデル(ノーマルアイ)
紫陽花に代わってカシミアブーケが河岸にありました。