2018/05/15MSB51MLTの予告
昨日紹介のRB51MLSには続きがあります。それは亜種としてマークスパイダーMSB51MLTを企画したことです。*本日の写真はEnjoyFIshing様にテストブランクを託しており、釣果報告いただいたものです。(2018.03.26ニュースも参照ください。)
マークスパイダーとは「渓魚を狙う蜘蛛」を意味し、アンバサダーから吐き出される一直線のラインに蜘蛛の糸を連想したカスケットのベイトフィネス専用ブランクの総称です。レボリューションRB51MLS設計完了の後、このブランクの真骨頂である1ピースに近い1&ハーフのブランクならばアンバサダーをメインリールとしたフリップキャストに理想的なテーパーを探れるのではないかと試行錯誤を始めました。
つまり、渓流ルアーの標準的な重さ(3〜4g)をティップのしなりだけで精度良く、簡単に投げることができるブランクを目指します。ライトクラスのティップを持つアルセドクライマーのACB52LS-4がこのキャストをとてもしやすいことはEnjoyFIshingさんから伝わってきました。彼はとてもキャスト技術があるので、このライトクラスのスローテーパーロッドを意のままに操っているようでした。このブランクは非常にフィリップキャストがしやすいのですが、一つ問題があるように感じていました。それは巻き取りの遅いベイトリール独特のフッキングパワー不足です。ここはレボリューションのようなエキストラファーストなロッドが得意とするところで、新たなMSB51MLTにはこの両者の良い所取りを目指してみることにします。
投げやすさに執着した可変部分は神経質なまでに長さを調整し、つなぎ部分に少しだけ目印の細工を施す。この目印とはキャストする時、「ここから押し出すとちょうどフィリップキャストの加減の調整ができますよ」というロッドからの信号目印です。この感覚は投げていただければどなたにも感じていただけるはずです。(上手になったと錯覚するかも)そうして、そこからバットに続く部分からこそ、レボリューションを彷彿させるフッキングパワーがめりめりと見え始めてくるのです。
以下、EnjoyFIshing様からいただいたコメントです。
前寄りについたテーパーはてしまさんのおっしゃる通り、とにかくフッキングがカチンと出来ていいです。またやりとりにおいても1&halfならではでしょうか、綺麗にベンドするブランクスは安心感もありまたハリがあるので負荷が掛かると可変してグイグイと粘るのは不思議です。パワフルなバルキーな渓流レインボーもアップでもフッキングもあっち行ったりこっち来たりのドダバタファイトもマークスパイダーはしっかり仕事をしてくれました。(つづく)
マークスパイダーとは「渓魚を狙う蜘蛛」を意味し、アンバサダーから吐き出される一直線のラインに蜘蛛の糸を連想したカスケットのベイトフィネス専用ブランクの総称です。レボリューションRB51MLS設計完了の後、このブランクの真骨頂である1ピースに近い1&ハーフのブランクならばアンバサダーをメインリールとしたフリップキャストに理想的なテーパーを探れるのではないかと試行錯誤を始めました。
つまり、渓流ルアーの標準的な重さ(3〜4g)をティップのしなりだけで精度良く、簡単に投げることができるブランクを目指します。ライトクラスのティップを持つアルセドクライマーのACB52LS-4がこのキャストをとてもしやすいことはEnjoyFIshingさんから伝わってきました。彼はとてもキャスト技術があるので、このライトクラスのスローテーパーロッドを意のままに操っているようでした。このブランクは非常にフィリップキャストがしやすいのですが、一つ問題があるように感じていました。それは巻き取りの遅いベイトリール独特のフッキングパワー不足です。ここはレボリューションのようなエキストラファーストなロッドが得意とするところで、新たなMSB51MLTにはこの両者の良い所取りを目指してみることにします。
投げやすさに執着した可変部分は神経質なまでに長さを調整し、つなぎ部分に少しだけ目印の細工を施す。この目印とはキャストする時、「ここから押し出すとちょうどフィリップキャストの加減の調整ができますよ」というロッドからの信号目印です。この感覚は投げていただければどなたにも感じていただけるはずです。(上手になったと錯覚するかも)そうして、そこからバットに続く部分からこそ、レボリューションを彷彿させるフッキングパワーがめりめりと見え始めてくるのです。
以下、EnjoyFIshing様からいただいたコメントです。
前寄りについたテーパーはてしまさんのおっしゃる通り、とにかくフッキングがカチンと出来ていいです。またやりとりにおいても1&halfならではでしょうか、綺麗にベンドするブランクスは安心感もありまたハリがあるので負荷が掛かると可変してグイグイと粘るのは不思議です。パワフルなバルキーな渓流レインボーもアップでもフッキングもあっち行ったりこっち来たりのドダバタファイトもマークスパイダーはしっかり仕事をしてくれました。(つづく)







■Stream30
■Stream23

数日に渡って樹種ごとにスポットを当てご紹介して来たコンクルージョン。最後は日本が誇る銘木「黒柿」。樹齢数百年を超える古木の中で、数万本に一本とも言われる確率で現れる、黒い模様を持つ柿の木。
水墨画を思わせる静かで力強い模様は幻想的で、柿の木に含まれるタンニンが、地中の成分と化学変化を起こしたものとも言われています。(※諸説あります)
まさに日本の風土が産んだ銘木。縮み杢や瘤ともまた違う、繊細な美を纏う銘木です。
本日のコンクルージョン販売は、夕方19時頃より開始する予定です。実はご紹介できていない樹種もまだまだあります。ぜひご期待下さい。
コンクルージョンの銘木紹介。本日はいよいよ販売日です。詳細な時間は準備が出来次第の公開とさせていただきます。
【マーブルウッド瘤】上写真左
実は実際にマーブルウッドという木は存在しません。他にもマーブル模様の瘤材はあり、総称のようにも捉えがちですが、我々がマーブルウッドと呼ぶこの木は「黄金樟」と呼ばれるミヤンマー原産の木です。ミヤンマーの三大至宝とも呼ばれる高級素材で、硬度があり、油分と鉄分を含み、腐食にも強い。表面は黄色みが強く発光し、そこからも黄金の楠の木と呼ばれるようです。屈強な素材ゆえ、豪華客船のタイタニックの甲板の一部に使用されたり、住宅の柱や手摺などにも用いられてきました。まさにランディングネット向きな樹種と言えます。
【神代ケヤキ】上写真右
木材においての神代とは1000年以上、土中にあった埋もれ木のことを言います。木が化石のように緑色や灰がかった色を帯びて変化し、木とは思えない独特の色合いを見せることがあります。ケヤキは日本家屋の建築用材として神社仏仏閣などにも使用されてきた高級素材で、広い年輪の幅からも成長の早い木であることが伺えます。しかし右に左に反ることもある大工泣かせの木でもあったらしく、大黒柱に使用すると家が動くほどだったそうです。1000年の時を思わせる水の波紋のような木だと思っていたら意外と暴れん坊の木なのですね。物静かで行動的な方、いかがでしょうか?
そのなめらかな木肌と光沢から「木のシルク」とも称される「栃:トチ」。縮み杢が有名ですが、瘤材がこれまた美しい。いわゆる瘤目に加え、縮み杢のような繊維の輝きが混ざる独特の表情。一見派手さの無い白系のウッドですが、
その真価はフィールドで魚を入れた時に発揮されます。自体の主張が強くないウッドだからこそ、トラウトの持つ美しい色彩を最大限に見せる事が出来ると思うのです。
コーヘイの小話
小学校の時に教科書で見て以来、ひと際印象的だった話「