2021/06/23コンクルージョンご紹介10
本日は今月販売のコンクルージョンからST26(26cm内径)の「花梨瘤/橙白」をご紹介します。東南アジアを中心に自生するマメ科シタン属の広葉樹「花梨」。その中で突然変異を起こした「瘤」部分というだけでも希少部位ですが、更にその中でも芯材(中央付近の赤瘤)と辺材(周辺の白瘤)の境目の部分のみを贅沢に木取りしたのが、この「花梨瘤/橙白」です。
つまりは希少部位中の希少部分、お肉で例えるなら、それはシャトーブリアン的な存在なのであります。更にこちらは部分的に、腐朽菌による侵食を受けた部位「青」も入ったプチ・トリコロールな一本。
裏面は、橙と白の比率が反転し「橙」ベースになっているのも面白い。一言で橙白といっても、様々な表情を備えている複雑さが魅力です。
フレーム両面には、その硬さと重さが鉄の刀のようであることから名付けられた唐木三代銘木の一つ「鉄刀木=タガヤサン」を使用した黒縁使用。中間材は厳選された栃縮み杢を使用。
ネットカラーは橙白の色合いに同調させた「ダークオレンジ〜マスタード・グラデーション」。見事なまでの統一感を持たせた、全く隙の無い一本に仕上がっています。