2020/10/08ファイブポケッツトート
明日はランディングネット、コンクルージョンの発売と同日に、上写真の「ファイブポケッツトート」の予約開始も予定しています。このトートバッグは春の企画立ち上げから材料吟味、縫製など多くの試作を経て、製作開始までずいぶん時間を要しました。今年の5月、おおよそ形になったところから、さらに縫製方法の追加変更などで、職人を困らせながらも完成への道のりを短縮することはしませんでした。(お待たせしました。)
結果、その苦労の甲斐あって私たちは自信を持って、この「ファイブポケッツトート」の予約開始を迎えています。このトートの特徴はなんと言っても縦横左右の4つの側面に内ポケットを配している点です。スマホや財布、鍵といった細々としたものを4箇所、別々の場所に収納できます。最後は中央のメイン部分を含めて「ファイブポケッツ」となります。
拘りは続き、ショルダーストラップの金具は革に合わせて重めの真鍮製。取手の革ハンドルも縫い合わせで丈夫にしています。布部分は麻混合帆布で表情を出しながら内ポケットの二重張り効果も相あって丈夫で自立させやすい。
最終サンプルとして完成した「ファイブポケッツトート」はシンプルな形状で良質な素材ばかりを使用しているので、ビジネスシーンでも使えると思います。最も広い側面にはA4ノートやiPad、ノートPCなど薄型で面積のあるものを収納、保護もできます。価格は¥29,800(税抜)もちろん日本製。仕上がりはあとひと月ほどの11月初旬の納品予定となります。ご予約をお待ちしています。(受付開始は予定どおり明日10月9日です。)








今季最終の渓流釣りで、ついに出来上がったオリジナルトートバッグ「ファイブポケッツトート」を使いました。(脱いだズボンが写ってますね。汗)
熟考して作っただけにとても使いやすいですが、釣りやアウトドアに使う前に展示会の仕事や普段で数年は使いたいと思います。そのくらい良い出来であります!
【近々の販売予定】
2020年の渓流禁漁まであとわずか。寂しくもありますが、年々、今年も無事に終えた安堵感の喜びの方が大きくなっています。
今年もいくつかの道具を更新させ、新作も生みだすことができたことを誇りに思います。私たちの活動を10年、20年と見守って来てくれた方々には、変わらないスタイルながらも進化を感じ取っていただけると確信します。
道具は消耗品です。一生物とは思えませんが、たとえ壊れても、他のもので便利なものが誕生したとしても、古道具にあるような手放せない魅力と色褪せない輝きを持つことを私たちは心掛けています。これはずっと変わらない我々の道具作りの精神です。
トラディショナルの一貫性と統一感の範疇で目新しいものをひとつづつ紡ぎ出すには相応の時間も必要ですが、その掛けた分、製品に宿る存在感や重みは増し、皆様の使う気持ちにも大いに乗り移っていると信じます。
鱒は太古の昔から同じ姿で生き続けています。この日本独特な清流に棲む魚に魅せられた文化に少しでも貢献できたら、我々も冥利に尽きます。
カスケット・ロッドの表面仕上げはアンサンドフィニッシュがほとんどです。アンサンドフィニッシュは無研磨・無塗装仕上げとも言います。実はこの高級仕上げとも呼ばれるアンサンドフィニッシュはカスケットが依頼するブランク工場が日本で初めて確立したのです。こう言うと、少し詳しい方はどこかがわかってしまいますね。
通常のブランクはこの後でテーピング痕を消すためにクリア塗装とサンディング(研磨)を繰り返し、最後に本番の塗装をして仕上げます。ロッドのコスメティックに塗装の自由度は魅力的ですが、言うなればコーティングされた状態です。想像の通り、塗装をすれば自重は重くもなり、ロッド本来の復元力は減退します。
新しい生地で仕立てたドゴールキャップのサンプルができました。生地も反物で見ただけでは仕上がりがわからなくて毎回勉強です。この生地はヘリンボン柄の薄手のコットンです。「見た目の雰囲気はあるのに軽くて被りやすい」これが僕の夏用ドゴールキャップの命題ですが、今回もきっちりそれをこなす生地を発見できました。