2018/08/22ヘリテージマスターベスト
フィッシング、ハンティング、ファッションを問わず、長らく色んなベストを見て来た僕たちが「クラシックで、ここがもっとこうだったら…」という希望を形にした”ヘリテージマスターベスト”。現在フィールドで最終テストと調整を行っているところです。
なんと言っても最大の特徴は、無理なく手を回す事が出来る背面のゲームポケット。出し入れしやすいのに、決して物は落ちない。コレ、すごく大切です。
そしてバックパック派の僕が不足を感じない程に物が入る、頼もしい収納力。
またご覧のようにフロントポケット位置は、前面では無く、斜め横方向のサイドに設定されています。だからフロントベルトを留めずに使っても遡行中にベストがバタつく事はありません。開放的だけど暴れないのです。
様々なところに理想とアイデアを注入したこのベスト。もうじき受付を開始できる見通しです。今しばらくお待ち下さいませ!!







コンクルージョンの販売を開始致しました。今回様々な銘木に加え、久しぶりに「ブラックマイカ」が入荷。
ずらっと並べると、同じ「ブラックマイカ」でもこれだけ個性があります。(※真ん中のみINPタモ玉杢)
特に個性的な一本が「INPタモ玉杢」。同じく特殊染色樹脂浸透を行ったウッドですが、こちらはフレーム3層が全て「黒檀」という漆黒のフレームを備えたモデル。重厚な雰囲気は、これまでのコンクルージョンに無い雰囲気です。
また、今回は同時販売の「マグネットリリーサー」と「コンクルージョン」で同じ樹種が存在する物もあります。これは制作者が同じヤマギシトモヒロ氏だからこその贅沢なコンビネーション。ある意味コンクルージョンの純正とも言えるウッドワーズのマグネットリリーサーも、サイズ、種類共にたっぷりラインナップしています。是非ご覧下さい。


本日は明日販売予定のコンクルージョンST30(内径30cm)、ST26(内径26cm)、ST23(内径23cm)より、「ブラックマイカ」をご紹介します。
ブラック(黒)・マイカ(雲母)の名の通り鉱石を連想させる特殊な染色オイルフィニッシュウッド。それは瘤材に樹脂浸透させて防水化する通常の行程に加え、 加色したオイルを混ぜ、真空状態で樹脂浸透。さらに色がまだら模様に染まる特殊な職人技を介する事で初めて生まれます。
色合いや染まり方などもウッドの個体性質による所が多く、天然だけでも、人の手だけでも造り出す事は出来ないウッドなのです。クッキリと模様が現れる物、混ざり合うように発色する物。人の手を入れる事で、より浮き立つウッドの個性こそ、このブラックマイカの魅力なのだと思います。
【メイプル瘤】
杢目によって、カーリーメイプル、バーズアイメイプル、スポルテッドメイプルなど銘木の中でも特に様々な表情を見せる「メイプル」。その中の瘤を使用したコンクルージョンで、なんとなくメイプルと聞くと白いイメージですが、自然の織り成す技なのか赤身をおびて仕上っています。
【ポプラ瘤】
杢目が瘤にぶつかり流れている様子は、自然の川の流れと同じ様に、ヨレができ、反転流がうまれ、この瘤の前には魚がついていそうだなどと河原にいなくとも楽しめそうです。レオナルド・ダビンチが描いた「モナリザ」の絵は、ポプラ材に直接描かれていることを思うと想像が広がる1本です。
8月07日販売予定のコンクルージョンより、「シャム柿」と「リオグランデパリサンダー」をご紹介します。
【シャム柿】
1本目はST23(内径23cm)のシャム柿。黒柿とよく比較されますが、こちらの方が不規則でエッジの効いた模様を織り成すのが特徴。黒柿の模様が「日本の水墨画」ならば、シャム柿の模様は「西洋画のドローイング」と表現したくなります。
ダークトーンの中に浮かぶ、意図を持って描かれたかの様な模様は他のウッドには無い独特な雰囲気です。
【リオグランデパリサンダー・極上杢】
2本目はST26(内径26cm)のリオグランデパリサンダー・極上杢。スペイン語、ポルトガル語で「大きな川」を意味する”リオ・グランデ”の名が付けられた南米原産の銘木です。その美しい縞模様はまさに大河を思わせ、独特の黄金色を有することから「黄金檀」とも呼ばれます。
こちらは、その中でも模様が緻密に入った”極上”の部位を使用。一本を通して見る模様は、さながら夕焼けに染まる渓流のよう。瘤材とはまた一味違う美しさを放つ、非常に個性的なコンクルージョンです。