2021/12/14SIMMS G4 PRO JACKET(基本ディテール編)
欠品していたG4プロジャケットが再入荷しました。シムス・レインジャケットの最高峰に位置するこの一枚、基本デザインから詳細なディテールまで一切の妥協を許さぬ渾身の作り。一体何がスゴいのか!?まず本日は外側の基本ディテールから見ていきたいと思います。
素材は問答無用のゴアテックス最高峰「3レイヤー・プロシェル」。そして、これまでウェーディングジャケットといえば大きな胸ポケットがアイコンでしたが、今作ではフライラインなどが引っ掛からないよう突起物を極力排除した次世代デザイン。大容量の左右サイドポケットに加え、左右チェストポケット、左腕のアームポケットを備えており。ありとあらゆる装備を収納できます。
今回G4プロジャケットのデザインアイコンともなっているのがこのフード。最初に見たとき「なぜここだけオレンジ!?」と思いましたが、これは遠くからでも自分の位置を確認してもらうためのもの。つまり単なるデザインではなく引いては命を守る為の「機能」なのです。こういった現場からのフィードバックをデザインに落とし込むあたりはさすが。格好良いとしか言いようがありません。
内袖のオレンジも同じくエマージェンシーの意味合いを持ち、シムスカラーでもあるオレンジ。万一、捜索ヘリに手を振る様な事態になった時に、本当の機能を発揮するのかもしれません。シムス伝統の2重袖が誇る防水性能は折り紙つき。転倒時、魚のリリース時にも浸水を最小限に留めてくれます。
背面首元にはフィッシャーマンの証「Dリング」。これも引っ掛かりを避ける様、上半分は隠れた状態にセットされています。現場でおきうる、あらゆるトラブルを抑制するようなデザインはまさにプロ仕様。シムス最高峰モデルの肩書きはダテではありません。明日はもっと細かい、けれどもウオー!と唸りたくなるG4のディテールに迫りたいと思います。つづく