2021/02/15コンクルージョン サクラカーブ・栃瘤
本日は2月16日に販売予定のコンクルージョンより「サクラカーブ・栃瘤」をご紹介します。そのなめらかな木肌と光沢から「木のシルク」とも称される「栃:トチ」。
有名なのは「縮み杢」ですが、その美しさはさらに激しい構造変化を起こした瘤材であっても失われることはありません。光を受けて輝く杢肌の中に、小振りで控えめな瘤模様が点在する様はなんとも奥ゆかしく日本的。
フレームは古今東西あらゆる銘木と抜群の相性を持つウォルナット。中間層にはカーリーメイプルをあしらい、極めて上品な佇まいです。
樹齢800年を超えるものも存在し、古くは縄文時代から日本人と関わりがあったと言われる「栃」。自らも静かに主張しながら「主役は魚だぜ」とでも言わんばかりの表情に、なにか余裕のようなものすら感じる1本です。