2019/03/05新規トリガーの説明
金属塊から削り出すカスケットのトリガー部分は時計のオイスターケースを彷彿させて、僕の男心をくすぐるパーツの一つです。これまでこのパーツは大阪の釣り工房マタギさんから支給のアンドリュー製でしたが、シマノのリールが装着しづらいのが難点でした。そこでマタギさんの許可を得て、新たにリサイズの設計をし、カスケット専属の国内工場で金属加工することに成功しました。そしてデザインはどうしてもこのシンプルかつ、エレガントな形状を継承させたかったのです。マタギ社長の拍子抜けするくらい「おお、皆で盛り上がっていこうや、作ってええよ!」っと言ってくださった懐の広さに感謝いたします。
現在、パーツ販売での受付をしているものはこの新規格のトリガーパーツです。ハンドメイド品とカスケット製のボロンハンドルを区別するため、パーツ販売には刻印を打ちません。またカスケット製のものにはウッド部分に専属であるヤマギシトモヒロのウッドワーズの刻印を打つことにしました。これでオークションなどでのハンドメイド品との見分けはつくようになります。
金属パーツの販売は刻印なしの関係もあるため、製作時だけの受付で不要な在庫を持ちません。この機会を逃すと1年以上は受付はありませんので、ハンドメイド愛好家の方はご理解をお願いします。なお当面はウッド部分については製作が追いつきませんので販売の予定はありません。